バイデン大統領の苦境の中、カマラ・ハリスをテーマにしたミームコインが250%急騰

ジョー・バイデン大統領がドナルド・トランプ大統領との討論会で不振に終わり、大統領選から撤退するよう圧力が高まる中、カマラ・ハリスをテーマにしたミームコインは、バイデン氏が選挙から撤退した場合に代わる最有力候補となったことで、250%近く急騰した。カマラ・ホリス(KAMA)と名付けられたこのミームコインは、米国副大統領の下手な漫画をあしらった、意図的にスペルミスされたソラナトークンである。

KAMA の時価総額は、6 月 27 日の討論会の時点で 350 万ドルだったものが、1190 万ドル近くにまで急騰した。しかし、7 月 3 日のピーク時の 2220 万ドルからは下落している。トークンは 7 月 3 日に 2 セントを超える高値に達したが、現在は 1 セント強で取引されている。

ロイター通信が7月3日に報じたところによると、バイデン陣営、ホワイトハウス、民主党全国委員会の幹部7人の話として、バイデン氏が再選を断念した場合の後任の最有力候補としてカマラ・ハリス氏が浮上したという。

一方、バイデン大統領のスペルミスのミームコインであるJeo Boden(BODEN)は、同様に価値が急落している。BODENは過去1週間で68%以上下落した。KAMAの上昇とBODENの下落のこの鮮明な対照は、政治アナリストがバイデンのパフォーマンスを広く批判した6月27日の討論会の後に起こった。

バイデン氏の支持率が低下し続ける中、同氏への圧力は強まっている。有権者、メディア、民主党議員らは、11月5日の選挙でトランプ氏に勝てるかどうかの懸念が高まる中、同氏に退陣を迫っている。ファイブサーティエイトの世論調査では現在、トランプ氏が2.3パーセントポイントリードしている。

7月2日のCNNの世論調査によると、米国の有権者の4分の3は、民主党がバイデン以外の候補者を立てた方が選挙に勝つ可能性が高いと考えている。仮想通貨予測プラットフォームのポリマーケットは、ギャンブラーがバイデンが選挙から撤退する確率を討論会前の19%から64%に引き上げていることを示している。