【連邦準備制度理事会議事録、労働市場状況への懸念を示す】 ゴールデン・ファイナンスによると、今度のFOMC議事録では、経済成長と失業率は引き続き安定すると予想されるものの、2024年の利下げに対する委員会の予想が後退したことが明らかになるとのこと。今年第1・四半期のインフレは予想外に上昇したが、5月のCPIとPCEはインフレが大幅に減速したことを示したものの、依然としてインフレ経路に対する政策当局の信頼を揺るがした。会議の議事録を見ると、参加者はリスクのバランスについて均等に判断されていたことが分かるかもしれないが、労働市場が急速に冷え込む可能性があることへの懸念が高まっており、それが最初の利下げのタイミングに重大な影響を及ぼし、可能性は2つに開かれている。今年は利下げの可能性がある。