テクノロジー大手のソニーは、昨年暗号通貨貸付業者アンバー・グループから買収したデジタル資産取引所ホエールフィンを復活させ、暗号通貨の世界に進出している。

この取引所は2023年8月にソニーの子会社であるクエッタウェブに買収されたが、取引に関する財務詳細は明らかにされていない。ホエールフィンの元親会社であるアンバージャパンは、S.BLOXへのブランド変更を発表し、ソニーによる買収を確認した。

独占:日本最大手のソニーグループがアンバージャパンを買収し、正式に仮想通貨取引所分野に参入した。ソニーの事業にはゲーム、音楽、カメラなどがあり、時価総額は1000億ドル以上。シンガポールのマーケットメーカー、アンバーグループが買収… pic.twitter.com/XOHFIUmKtJ

— ウー・ブロックチェーン (@WuBlockchain) 2024年7月1日

ソニーがPR Timesに発表したプレスリリースによると、同社は近い将来、新しいアプリで暗号通貨取引所を再開する予定であり、PlayStationの背後にある企業が暗号通貨分野にさらに進出していることを示唆している。

ソニーはこれまで、投資や提携を通じてWeb3に参入しており、特にAstar Networkとインキュベーションプログラムで協力したり、異なるゲームやコンソール間で非代替性トークン(NFT)を転送するための特許を申請したりしている。

この動きは、東京証券取引所(TSE: 3350)に上場しているメタプラネットが、最新のビットコイン買収に関する発表をしたタイミングで起こった。東京に本社を置くこの会社は、主にテクノロジーと金融に焦点を当て、さまざまな業界に携わる多面的な企業である。

同社は、ビットコイン1枚あたり平均価格990万3441円で総額2億円、2万195BTCを購入したと発表し、主力仮想通貨の最大手企業保有者の1社となった。

同社のビットコイン保有量は現在161,2677ビットコインで、1ビットコインあたりの平均購入価格は10,231,438円。ビットコイン購入に費やした累計額は約16億5千万円となる。

注目の画像はUnsplashより。