大手仮想通貨プラットフォームのマラソン・デジタル・ホールディングスは、9月の設立以来、同社のKaspaマイニング事業が約1,500万ドル相当のKASを生み出したと発表した。Kaspaのマイニングへの動きは、マラソンのマイニング事業の多様化戦略の一環であった。

現在5番目に大きいプルーフ・オブ・ワーク(PoW)仮想通貨資産であるKaspaの時価総額は39億ドル、取引高は6,480万ドル。分散化とオープンソース化の点でビットコインと類似しているが、複数のブロックを同時に処理できるBlockDAGを採用している。

マラソンは、既存のネットワーク難易度でそれぞれ95%の利益率を生み出すことができるKS3、KS5、KS5 Pro ASICを60ペタハッシュ購入した。同社はすでにテキサスで 30 ペタハッシュの Kaspa マイニング ASIC を稼働させており、2024 年第 3 四半期にはさらに導入される予定だ。

マラソンの最高成長責任者であるアダム・スウィック氏は、Kaspa のマイニングはビットコインから多様化した収益源を生み出し、デジタル資産コンピューティングにおけるマラソンのコア コンピテンシーに直接結びついていると述べた。2022 年のビットコインの大幅な価格下落を受けて、マイナーは収益の多様化の方法を模索しており、AI やコンピューティングのニーズに目を向ける者もいれば、他の暗号通貨のマイニングを選択する者もいる。