世界最大の仮想通貨取引所は、コンプライアンス関連支出を前年比で1億5800万ドルから2億1300万ドルに増やし、疑わしい取引をブロックして報告するための新しいソフトウェアシステムを多数購入したと発表した。支出増加には、バイナンスが幹部のスティーブ・クリスティ氏を副最高コンプライアンス責任者として復帰させる決定を含め、人件費も反映されている。「当社はコンプライアンス文化を大幅に成熟させました。これは、この刺激的で急速に進化する業界の新たな課題と機会に応え続ける当社の優秀な人材のおかげです」と、11月にバイナンスの創業者、チャンポン・ジャオ氏から最高経営責任者の職を引き継いだ元規制当局者のリチャード・テン最高経営責任者(CEO)は述べた。