リスクに関する警告

最終更新日 2024年7月31日

A.  本リスク警告の解釈上の留意点

  •  本リスク警告におい太文字で表記され、Binance Japan利用規約本規約等利用規約において定義されます)を含みます。以下、「利用規約」といいます。)において定義されている用語は、利用規約上の用語と同じ意味を有し、または、同じ解釈がなされるものとします。

B.  Binance Japanサービス

  • コンプライアンスとユーザー保護に対する当社のコミットメントに従い、本リスク警告は、Binance Japanサービスに係る主要なリスクに関する情報を提供します。各Binance Japanサービスにはそれぞれ固有のリスクがあります。本リスク警告は、ユーザーがBinance Japanサービスを利用する際に発生する可能性のあるリスクの一部について一般的な説明を提供するものです。

  •  本リスク警告は、全てのリスクまたは当該リスクがどのようにユーザー各人の状況に関与するかを説明するものではありません。ユーザーは、Binance Japanサービスを利用することを決定する前に、リスクを十分に理解することが重要であり、特定のBinance Japanサービスに適用される関連条件についても確認するしなければなりません。ユーザーは、Binance Japanサービスを利用し、取引を開始することにより、関連する全てのリスクを負担することに同意するものとします。

C.  個人的なアドバイスの禁止

  • 当社は、Binance Japanサービスに関して、個人的なアドバイスを提供しません。当社は、事実に関する情報、取引手順に関する情報および潜在的なリスクに関する情報を提供する場合があります。しかしながら、Binance Japanサービスの利用に関するいかなる決定もユーザー自身が行うものです。Binance Japanからユーザーに提供されるいかなるコミュニケーションまたは情報も、投資アドバイス、財務アドバイス、取引アドバイス、またはその他いかなる種類のアドバイスとして意図されたものではなく、またそのようにみなされたり解釈されたりするものではありません。いかなる投資、投資戦略または関連取引も、ユーザー各人の投資目的、財務状況およびリスク許容度に従って、ユーザーとって適切であるかどうかを判断する責任は、ユーザー自身のみにあります。

 D.  モニタリングの禁止

  • Binance Japanは、ユーザーのブローカー、仲介者、代理人、またはアドバイザーではなく、ユーザーがBinance Japanサービスを利用して行う取引またはその他の決定もしくは行為に関して、ユーザーに対していかなる受託関係または義務も負いません。当社は、ユーザーによるBinance Japanサービスの利用がユーザーの財務目標および目的に合致しているかどうかのモニタリングを行いません。ユーザーがBinance Japanサービスを通じて行う行為が、ユーザの財務状況やリスク選好度に照らして適切であるかどうかを評価するのはユーザー自身です。

E. 税務、規制または法務に関するアドバイスの禁止

  • ユーザーは、Binance Japanサービスを通じて取引を行う際、ユーザーに対し、いつ、どのような税金が課されるかについて判断し、かかる納税義務を果たすことについて、一切の責任をユーザー自身にて負うものとします。Binance Japanサービスを利用して取引を行うことで発生する可能性のある税金を申告し、支払うことはユーザーの責任であり、Binance Japanはこれらの取引に関連して法務または税務上のアドバイスを提供しないことを承諾します。Binance Japanサービスを利用する際、またはBinance口座にて保有されている暗号資産に関して、税務上の地位または義務について疑問がある場合、独立したアドバイスを求めることをお勧めします。

  • ユーザーは、適用法により要求される場合、Binance Japanがユーザーの取引、譲渡、分配または支払いに関する情報を税務当局またはその他の公的機関に報告することを承諾します。同様に、適用法により要求される場合、Binance Japanはユーザーの取引、譲渡、分配または支払いに関連する税金を源泉徴収するものとします。また、適用法により、Binance Japanは、ユーザーに対し、追加的な税金に関する情報、ステータス、証明書もしくは文書、またはその他の情報の提供を求めることがあります。ユーザーは、指定された期間内にこれらの求めに応じない場合、Binance Japanが源泉徴収した税金を、適用法で定義された税務当局に送金する可能性があることを承諾します。上記に関し、およびいかなる取引を行う前に、専門的かつ個人的な税務アドバイスを求めることをお勧めします。

F. 市場リスク

  • 暗号資産への投資には大きなリスクが伴います。投資の価値や損益は上下する可能性があり、投資の全部または一部を失い、投資した金額を取り戻せない可能性があります。初めて暗号資産に投資される方は、少額からの投資をご検討ください。損失が発生してもよい額だけを投資しましょう。暗号資産に投資するリスクを理解するためには、ご自身で調査することが重要です。

  • 暗号資産取引は投機的であり、価格は変動しやすく、市場の動きを予測することは困難です。暗号資産の需給は前触れもなく急速に変化する可能性があり、規制、一般的な経済動向、暗号資産エコシステムの発展など、予測不可能な様々な要因の影響を受ける可能性があります。暗号資産への投資はいずれも損失リスクを伴います。

  • 過去のパフォーマンスは将来のパフォーマンスの指標ではありません。Binance Japan は、いかなる方法においても、Binance Japanサービスを通じて利用可能な暗号資産または製品のパフォーマンスまたは市場価格について保証するものではなく、いかなる保証も提供するものではありません。

  • 暗号資産業界は、システミックリスクとシステマティックリスクにさらされています。システミックリスクとシステマティックリスクは、どちらも暗号資産市場や経済にとっての脅威ですが、その原因や管理のアプローチは異なります。システミックリスクとは、企業や業界レベルのリスクが大きな崩壊の引き金となるリスクのことです。システマティックリスクとは、市場全体に内在するリスクのことで、経済的、社会政治的、技術的、自然的な原因が考えられます。これらのリスクは暗号資産の価格に影響を与える可能性があります。

  • ブロックチェーン技術は比較的新しい技術であり、急速に進化しており、今後も技術開発が続くと思われます。 暗号資産業界の将来の発展と成長は、予測や評価が困難な様々な要因に左右されます。同様に、暗号資産ネットワークの持続可能性も、様々な要因の影響を受ける可能性があります。 このような要因はすべて、暗号資産の価値に影響を与える可能性があります。

  • 暗号資産に関する否定的な認識は、業界に対する投資家の信頼を低下させ、場合によっては大幅な価値の下落を含め、暗号資産の価格変動が大きくなる可能性があります。暗号資産市場への否定的なイメージを生じさせる出来事は、暗号資産への投資価値に悪影響を及ぼす可能性があります。

G. 流動性リスク

  • セカンダリーマーケットにおける暗号資産の価格は、需給に左右され、変動が激しい可能性があります。暗号資産の流動性は限定的であり、ユーザーがポジションを売却または終了したいときに、売却または終了することが困難または不可能になる可能性があります。このような事態は、急激な価格変動時を含め、いつでも発生する可能性があります。

H. 手数料

  • Binance Japanの手数料と料金は「手数料と取引概要」ページに記載されています。Binance Japanは、その裁量で手数料を随時更新することができます。そのような手数料や料金は、Binance Japanサービスを利用することで得られるリターンに影響を与えるため、ユーザーに適用される全ての手数料や料金をご確認ください。

I. 可用性リスク

  • Binance Japanはシームレスなユーザーエクスペリエンスを提供することを目指していますが、Binance Japanサービスが特定の時間に利用可能であること、また計画外のサービス停止やネットワーク混雑の影響を受けないことを保証することはできません。暗号資産の購入、売却、譲渡、送受信は、ユーザーが希望する時にできない可能性があります。

  • 様々な国において、Binanceグループが合法的に提供できる製品やサービスを制限する法的要件が存在します。したがって、プラットフォーム内の一部の製品およびサービス並びに/または特定の機能(法定通貨サービスを含むがこれに限定されません)は、特定の法管轄区域もしくは地域、または特定のユーザーにおいて利用できないか、または制限される可能性があり、いかなるBinanceグループのキャンペーン、ユーザーコンテストまたはその他のプロモーションも、制限が適用されるユーザーには開放されません(また、当該ユーザーを対象としたものではなく、また、当該ユーザーを対象者として企図したものでもありません)。ユーザーは、各法管轄区域においてユーザーまたはユーザーの代理の者が行うプラットフォームおよびBinanceグループのサービスへのアクセス及び利用に際して課される制限および/または要件について確認し、これを遵守する責任を負います。BinanceグループまたはBinance Japanは、通知することなく、独自の裁量で随時、当該制限を修正し、またはプラットフォームおよび/またはBinanceグループのサービスへのアクセスおよび使用に関して追加の制限を課す権利を留保します。 

J. 第三者リスク

  • 決済プロバイダー、カストディアン、提携先銀行などの第三者がBinance Japanサービスの提供に関与することがあります。ユーザーはかかる第三者が定める利用条件に従わなければならない場合があります。明示的に別段の定めがない限り、Binance Japanは、かかる第三者によって提供されるサービスの結果またはそれに起因してユーザーが被る可能性のある損失について責任を負いません。

K. セキュリティリスク

  • 暗号資産の性質上、サイバー攻撃のリスクは高まります。Binance Japan暗号資産を保護し、サイバー攻撃からプラットフォームを保護するために合理的なあらゆる努力を行いますが、いかなる取引所もセキュリティリスクを完全に排除することは不可能です。サイバーセキュリティの脅威を軽減するために設置されたシステムが、プラットフォームおよび暗号資産への不適切なアクセスを防止するために常に有効であるという保証はありません。

  • ユーザーは、自身のBinance口座の情報を安全に保管する責任があり、ユーザーが承認したか否かにかかわらず、ユーザーのBinance口座における全ての取引について責任を負うものとします。暗号資産における取引は不可逆的である可能性があり、不正または未承認の取引による損失は回復できない可能性があります。

L. 暗号資産に関するリスク

  • 暗号資産およびその基盤技術の性質上、多くの内在的リスクが存在します。以下は当該リスクの例です。

a. 暗号資産または暗号資産が依拠する技術もしくは経済システムに関して発生する障害、欠陥、ハッキング、悪用、エ  ラー、プロトコルの不具合または不測の事態が生じること

b. 暗号資産の取引が不可逆的であること。その結果、不正または偶発的な取引による損失は回復できない可能性があること。

c. 暗号資産の廃絶化につながる技術開発がなされること

d. ネットワークの遅延により、予定された受渡日に取引が決済されないこと

e. 暗号資産が依拠するプロトコルまたは技術に対して攻撃がなされること

f. 暗号資産開発者が特定の暗号資産ソフトウェアの変更を提案し、更新されたソフトウェアが元のソフトウェアと互換性がなく、十分な数の(必ずしも過半数ではない)ユーザーおよびマイナーが更新されたソフトウェアに移行しないことを選択した場合、ハードフォークが発生する可能性があること。この場合、2つのバージョンの暗号資産ネットワークが並行して稼働し、暗号資産ネットワークの基礎となるブロックチェーンが分裂することになり、暗号資産の需要に影響を与え、暗号資産の価格に悪影響を与える可能性があること。

g. ブロックチェーンネットワーク上の特定のアドレスが、そのネットワーク上で現在発行されている資産のかなりの量を保有しており、これらのアドレスのいずれかがポジションを終了した場合、その資産の価格に悪影響を及ぼすボラティリティが発生する可能性があること

h. 誰かがブロックチェーンネットワークで使用される計算能力(ハッシュレート)の51%以上を支配するようになった場合、当該人物らがその過半数のシェアを使用して暗号資産を二重に使用する可能性があること。より広く普及しているネットワークで当該事象が発生するリスクは低いものの、このような「51%攻撃」が成功した場合、パブリックブロックチェーンネットワーク(例:ビットコインやイーサリアム)が価値を保存し、交換手段として機能することへの信頼が著しく損なわれ、暗号資産の価値が著しく低下する可能性があること

i. 暗号資産は詐欺やサイバー攻撃のリスクにさらされること

j. Binance Japanの口座で購入および保有される暗号資産は、いかなる外部投資家補償、顧客資産保護、預金保護、保険、またはその他の類似の制度の対象とはならないこと

k. 新しいタイプの暗号資産への投資、または市場参加者がより複雑な取引戦略に関与することにより、新たなリスクが発生する可能性があること。暗号資産および暗号資産市場は、投機的な関心、急激な価格変動、および不確実性の影響を受けること

M.モニタリングリスク

  • 暗号資産市場は24時間365日オープンしています。急激な価格変動は、いつでも発生する可能性があります。

N. コミュニケーションリスク

  • 電磁的方法を介してBinance Japanと通信する場合、ユーザーは、電磁的方法による連絡が不奏功となる可能性があること、遅延する可能性があること、安全でない可能性があること、および/または意図した宛先に到達しない可能性があることを認識する必要があります。

 O.通貨

  • 為替変動はユーザーの損益に影響を与える可能性があります。

P. 法的規制リスク

  • ほとんどの暗号資産は、中央当局を介さずに運営されており、一般的にいかなる政府または当局の裏付けもありません。法律および規制の変更は、暗号資産の価値に重大な影響を与える可能性があります。このリスクは予測不可能であり、市場によって異なる可能性があります。

  • さらに、暗号資産は、法管轄区域によっては適用法の下で「財産」とみなされない場合があります。これは、ユーザーの暗号資産に対する権利の性質および執行可能性に影響を与える可能性があります。

  • 法律および規制の変更は、暗号資産の使用、移転、交換および価値、並びに特定の法管轄区域におけるBinance Japanサービスの提供に悪影響を及ぼし、または制限を課す可能性があります。法律および規制の変更は、事前の通知なしに急速になされる可能性があります。

R. シンプルアーンリスク

  • ユーザーによって貸与されたシンプルアーン資産は、Binance関連会社に貸与される範囲において、借りた当事者が借りた資産を返還することができない、または返還する意思がないリスクを負います。

  • 貸付先のBinance関連会社が破たん等した場合、当社は当該シンプルアーン資産に相当する暗号資産の返還を受けられない場合があり、その結果として、当社も破たん等に至り、お客様に対し、シンプルアーン資産が償還されないリスクがあります。

  • Binance Japanは、ユーザーの利益となるように、より高いAPRで短期のシンプルアーン製品を提供するなど、パートナープロジェクトがスポンサーとなるプロモーションキャンペーンを随時実施することがあります。これらの高い金利は一時的なものである可能性があり、プロモーション期間が終了した後、金利が通常の水準に戻った時点で、該当するオファーが依然としてユーザー自身のニーズを満たすものであるかを検討する必要があります。

  • Binance Japanは、本リスク警告に記載されたリスクを最小化し、シンプルアーン規約に従ってシンプルアーン資産をユーザーに返還することを保護するために、あらゆる合理的な予防措置を講じていますが、極端かつ例外的な状況において、Binance Japanは、シンプルアーン資産をユーザーに適時に返還するために十分な資産をすぐに利用できない可能性があります。その結果、ユーザーは一部または全てのシンプルアーン資産を失ったり、ユーザーへの全部または一部のシンプルアーン資産の返還が遅れたりする可能性があります。このような例外的な状況は、例えば、壊滅的なハッキングや技術的な障害、信用取引およびローン商品で融資を受けた多数の借り手が同時に債務不履行に陥った場合、保険基金の枯渇、極端な市場の変動、ネットワークの遅延や混乱、システミックリスク、または暗号通貨市場全体に影響を及ぼすその他のブラックスワン事象の後に発生する可能性があります。