APIキー規約
Binance Japan株式会社
本APIキー規約(以下「本規約」といいます。)は、お客様がBinance Japan株式会社(以下「当社」または「Binance Japan」といいます。)の提供するプラットフォーム(以下「本プラットフォーム」といいます。)上でAPIキーを利用する場合に適用されます。
本規約は、お客様がAPIキー(第2条に定める。)の利用を初めて開始し、本規約の規定を承諾することを確認し、または本規約の規定について通知を受け次第発効するものとします(当社により判断されます。また、お客様が本規約に関連する送信フィールドの「同意する(Agree)」または同様の表示をクリックする場合を含みます。)。
本規約は、随時変更される可能性があるBinance Japanの利用規約(以下「利用規約」といいます。)とともに読む必要があります。本規約の規定と利用規約の規定が矛盾抵触する場合には、本規約に関するサービスについては、別途明記されない限り、本規約の規定が優先するものとします。本規約に別段の記載がない限り、利用規約に変更はないものとします。本規約で使用する用語は、本規約で定義されていない場合には、利用規約において定義されている意味を有するものとします。
1.定義
「APIキー」とは、第2条に定める意味を有します。
「Binance技術」とは、APIキーおよびBinance Japanの独自技術(本規約の過程においてBinance Japanがお客様に提供するソフトウェア、プロセス、スクリプト、アルゴリズム、ユーザーインターフェース、ノウハウ、技術、デザインおよびその他の有形もしくは無形の技術資料もしくは情報を含みますが、これらに限られません。)、ならびにそれらのすべてのアップデートおよびそれらに関するすべての知的財産権をいいます。
「知的財産権」とは、特許、実用新案、発明に関する権利、著作権、著作隣接権および関連する権利、商標およびサービスマーク、商号およびドメイン名、装丁およびトレードドレスに関する権利、営業権および詐称通用または不正競争に関する訴訟提起権、意匠に関する権利、コンピュータソフトウェアに関する権利、データベース権、秘密情報(ノウハウおよび営業秘密を含みます。)を使用するとともにその秘密性を保護する権利その他一切の知的財産権(いずれも登録の有無を問いません。また、かかる権利および世界のいずれかの場所において現在または将来存在するあらゆる類似もしくは同等の権利またはあらゆる形態の保護を申請し、承認を得るためのすべての出願および権利、かかる権利およびかかる類似もしくは同等の権利または保護の更新または延長、ならびにかかる権利およびかかる類似もしくは同等の権利または保護の優先権を主張する権利を含みます。)をいいます。
「制裁」とは、制裁当局により随時課せられ、管理され、または実施される経済制裁もしくは金融制裁または通商禁止措置をいいます。
「制裁当局」とは、管轄権を有する制裁当局(米国、英国、欧州連合、欧州連合加盟国、国際連合およびその安全保障理事会ならびに米国政府を含みます。)およびかかる制裁当局の政府機関(財務省、外務省、米国国務省、米国外国資産管理局および米国財務省等)をいいます。
「契約期間」とは、本規約の効力の発効後、第9条【AMT2:条数調整後の条文番号を記載しております。】により本契約が終了するまでの期間を有するものとします【AMT2:第8条(第9条)にて定義されていないようですので、記載を調整しております。第8条(第9条)と合わせてご確認ください。】。
「利用規約」とは、前文に記載されている意味を有します。
2.APIキー
APIキーは、APIキーの所有者がお客様の本プラットフォームにおいて開設したアカウント(以下「本アカウント」といいます。)【AMT2:本規約上、API専用のアカウントがあるわけではなく、貴社プラットフォームサービスにおけるアカウントにおいて、APIキーを利用できるというものと理解しております。かかる理解のものと、本規約中の「アカウント」を「本アカウント」と定義し統一しておりますが、ご認識と相違ないか、ご確認ください。】および本プラットフォームの関連する機能にプログラムでアクセスできるようにする(API鍵、公開鍵、秘密鍵および/またはデジタル署名技術を用いた)特殊な識別子(「APIキー」)です。お客様は、自らのAPIキーの安全性、機密性および適用法令に従った方法による利用を継続する責任を単独で負います。お客様は、アクセスおよびパーミッションのレベルが異なる複数のAPIキーを生成するために本プラットフォームを利用することができます。
お客様は、お客様が利用し、または生成したAPIキーにより生じるいかなる行為(お客様の本アカウントへの不正アクセスもしくはお客様の本アカウントの不正利用、データ侵害および資金の喪失を含みますが、これらに限られません。)についてもBinance Japanが責任を負わないことを確認します。お客様は、お客様が利用し、または生成したAPIキーにより開始されたトレーディング活動(ただし、これに限られません。)に起因または関連して生じるいかなる損失についても単独で責任を負います。
お客様は、APIキーの紛失、盗難、ハッキングおよび不正開示またはAPIキーへの不正アクセス(いずれも偶発的なものか否かを問いません。)からAPIキーを保護するために適切な技術的および組織的セキュリティ対策を実施するものとします。お客様は、APIキーの紛失またはその悪用の疑いもしくは実際の悪用について、直ちにBinance Japanに報告しなければなりません。
APIキーを利用することにより、お客様は、APIキーにより付与されるパーミッションに基づきBinance Japanに発せられるプログラム指示を承認します。お客様は、APIキーを用いて行われるいかなる行為または指示もお客様の単独の責任となること、また、かかる行為または指示から生じるいかなる損失または損害についてもBinance Japanおよびその関連会社等(以下「Binanceグループ」といいます。)が責任を負わないことを確認し、これに同意します。お客様は、お客様の行為および指示に従い、またはお客様の行為および指示により必要となる場合には、Binance Japanがお客様の個人データをBinanceグループ と共有し、またはお客様の個人データへのアクセスを許可することがあることも確認し、これに同意します。
また、お客様は、お客様に割り当てられたAPIキーを用いて本アカウントにアクセスする者はいずれもお客様に代わりそのようにアクセスする権限が付与されているとBinance Japanがみなすことができることを確認します。お客様は、お客様に割り当てられたAPIキーを利用することにより本プラットフォーム上で行われるいかなる注文および取引についても責任を負います(かかる注文または取引が権限者により提示されたか否かを問いません。)。Binance Japanは、お客様のAPIキーのセキュリティが危険にさらされていると信じる理由がある場合には、合理的に行動した上で、APIキーを停止することができます。
3.APIキーを利用するためのライセンス
本規約の規定に従い、Binance Japanは、契約期間中、Binance Japanに接続し、本プラットフォームを専ら意図された方法(Binance Japanが適用法令に基づき定めます。)により利用するための、APIキーを使用する個人的、限定的、取消可能、サブライセンス不能、譲渡不能で非独占的な権利およびライセンスをお客様に付与します。Binance Japanは、本規約に基づき明示的に付与されないすべての権利を留保します。お客様は、ソースマテリアル (以下に定義します。) を受け取ることはできません。
本条に定めるライセンスは、お客様が以下の制限事項に従うとともに、本規約に定める責務を遵守することを明確な条件として付与するものします。
お客様は、契約期間中およびその後も、直接または間接に下記事項を行ってはなりません。
● APIキーもしくはAPI関連データのリバースエンジニアリング、逆コンパイルもしくは逆アセンブルを行うこと、またはAPIキーもしくはAPI関連データのソースコード、基本構造、発明、アルゴリズム、ノウハウもしくはアイデア(総称して「ソースマテリアル」といいます。)を突き止めようとすること(ただし、リバースエンジニアリングは、禁止が適用法令に反しない場合に限り禁止します。)
● Binance Japanが書面により明示的に承認する場合を除き、形式を問わず、また、全部か一部かを問わず、APIキーもしくはAPI関連データの修正もしくは翻訳を行うこと、またはAPIキーもしくはAPI関連データの、またはAPIキーもしくはAPI関連データに関する派生品、改良品、修正品、機能向上品もしくは拡張品を生成すること
● Binanceグループが管理する個人データにアクセスし、またはアクセスしようとすること (アクセスするための手段を獲得しようとすることを含みます。)
● 本規約またはBinance Japanの書面による指示によらずに、また、すべての適用法令および規制ならびに適用される制裁に従わずにAPIキーを利用すること
● 本規約により特に認められている場合を除き、目的の如何にかかわらず、APIキーまたは関連するAPIデータを何らかの形で利用すること
● 本規約に基づきBinance Japanによりライセンスが付与されたBinance技術に関する知的財産権 (またはかかる知的財産権に関する主張) に異議を唱えること(裁判所においてか、または抵触審査、再審査等によるかを問いません。)
● APIキーまたは関連するAPIデータに担保権その他の負担を設定し、または設定しようとすること
● APIキーを不合理または極めて悪質な目的のために利用すること(相場操縦、インサイダー取引、フロント·ランニング、パンプ·アンド·ダンプ、ウォッシュ·トレーディングまたはスプーフィングのためのAPIキーの利用(これに限られません。)を含みます。)
● 第三者が上記のうちいずれかを行うことを許可し、または支援すること
4.リスク
お客様は、APIキーの利用には一定のリスクが伴うこと、および、本アカウント管理を共有したくない第三者との間でAPIキーが共有されないようにする責任をお客様が負うことを確認し、これに同意します。疑義を避けるために付言すると、お客様は、自らのAPIキーをパスワードとして取り扱うことに同意するとともに、自らのAPIキーを不用意に開示しないことに同意します。お客様は、お客様によるAPIキーの利用から生じるすべてのリスクおよび損失の可能性(不正アクセス、データ侵害および資金の喪失を含みますが、これらに限られません。)を認識し、これに同意します。Binanceグループならびにその関連する当事者および譲受人は、APIキーの利用により生じるいかなる損失または損害についても責任を負わないものとします。お客様は、自らのAPIキーを管理し、自らの本アカウントを保護するための適切な措置(以下を含みますが、これらに限られません。)を講じることについて単独で責任を負います。
● APIキーを単一の目的または用途のためにのみ利用する。
● APIキーを不要にするパーミッションを有効にしない。
● 使用しないAPIキーを有効にしたままにせず、使用しないAPIキーをすべて速やかに削除する。
● 望ましくないIPアドレスからのアクセスを防ぐために、お客様のすべてのAPIキーについてIPアドレス·ホワイトリストを使用する。
● お客様のAPIキーを、一般に公開されている、または安全でないソースコードやリポジトリにおいて直接利用しない。
● お客様のAPIキーをクラウドベースの場所に保管しない。
● 本アカウントの管理を共有したくない第三者との間でお客様のAPIキーを共有しない。
● セキュリティを強化するためにRSA APIキーのペアを使用することをお勧めします。
● お客様のAPIキーのセキュリティが危険にさらされていると判断した場合、お客様は、かかるAPIキーを削除し、新たなAPIキーを生成し直すのが賢明であると判断する可能性があります。
4.承認
APIキーを利用することにより、お客様は、お客様のAPIキーにより付与されるパーミッションに基づきBinance Japanに発せられるプログラム指示を承認します。お客様は、お客様のAPIキーを用いて行われるいかなる行為または指示もお客様の単独の責任となること、また、かかる行為または指示から生じるいかなる損失または損害についてもBinance Japan(その関連会社等および委託先を含みますが、これらに限られません。)が責任を負わないことを確認し、これに同意します。お客様は、お客様の行為および指示に従い、またはお客様の行為および指示により必要となる場合には、Binance Japanがお客様の個人データを共有し、またはお客様の個人データへのアクセスを許可することがあることも確認し、これに同意します。
5.取り消し
Binance Japanは、理由の有無を問わず、その単独の裁量により、APIキーを予告なくいつでも取り消し、または無効にすることができます。また、お客様は、Binance Japanが随時定める手続きに従い、自らに対して発行されたAPIキーをいつでも取り消し、または無効にすることができます。
例えば、「プロファイル(Profile)」 - 「APIの管理(API Management)」に進み、取り消したいAPIキーについて「削除する(Delete)」を選択するか、または「すべてのAPIを削除する(Delete all API)」を選択してお客様の本アカウントに対するすべてのAPIキーを取り消してください。
6.責任の限定
Binance Japanは、APIキーの利用から生じる間接損害、付随的損害、特別損害および派生的損害(逸失利益を含みますが、これに限られません。)について、Binance Japanに故意または重大な過失が認められない限り、責任を負わないものとします。
また、Binance Japanは、派生的損害、付随的損害、間接損害、懲罰的損害および特別損害(契約違反、不法行為(過失を含みます。)等の発生原因を問いません。)について、かかる損害が予見可能であったか否かおよびお客様がかかる損害の可能性について知らされていたか否かにかかわらず、法律により許容される最大限の範囲でお客様に対して責任を負わないものとします。
Binance Japanの責任は、利用規約の定めに従い、さらに限定されることがあります。
7.補償
Binance Japanが法律上有する可能性のあるその他の権利および救済手段を妨げることなく、お客様は、(i)お客様(またはお客様の認定ユーザー)による本規約に基づく義務の違反、(ii)本規約に基づき提供されるサービスの利用中におけるお客様(またはお客様の認定ユーザー)による適用法令、制裁、規制または第三者の権利の違反(侵害)、または(iii)お客様またはお客様の役員、従業員および代理人の意図的または不正な行為、不履行または不作為に関連してBinance Japan、本規約に基づき提供されるサービスに関係するBinance Japanの関連会社等ならびにそれらの取締役、役員、従業員および代理人が被る可能性のあるあらゆる種類の請求、要求、損失、損害、罰金、費用および債務の一切について、適用法令により許容される最大限の範囲でBinance Japan、本規約に基づき提供されるサービスに関係するBinance Japanの関連会社等ならびにそれらの取締役、役員、従業員および代理人を完全に補償し、かつ、これらの者に対する継続的かつ完全な補償を維持するものとします。
上記を制限することなく、お客様は、お客様によるAPIキーの利用または悪用に関連してBinanceグループならびにそれらの取締役、役員、従業員および代理人(以下「被補償者」といいます。)に対して行われ、または行われるおそれのある第三者による請求、裁判所命令もしくは行政命令または法的措置(以下、それぞれ「請求等」といいます。)の一切について、適用法令により許容される最大限の範囲で被補償者を防御することに同意し、かかる請求等に関連して被る費用、損失または損害(法的手続きおよび防御に係る合理的な費用を含みます。)について被補償者を補償し、被補償者に損害が及ばないようにするものとします。
8.終了の効果
Binance Japanは、APIキーの提供を終了することにより、また、お客様は、自らに対して発行されたすべてのAPIキーを取り消し、または無効にすることにより、本規約が終了させることができます【AMT2:本規約の終了要件が英語版からは明らかではありませんが、上記の認識でお間違いないか、ご確認ください。】。その場合、
● 本規約に基づきお客様に付与された権利およびライセンスはすべて終了し、直ちにBinance Japanに返還されるものとし、お客様は、APIキーへのアクセスおよびAPIキーの利用を直ちに停止するものとします。
● Binance Japanは、Binance Japanに故意または過失が認められない限り、本規約(またはその一部)の終了に起因または付随して相手方が被るいかなる種類の損害、損失または費用についても、いずれかの当事者がかかる損害、損失または費用を認識しているか否かにかかわらず、一切責任を負わないものとします。
9.運用
Binance Japanは、APIキーの運用が中断せず、完全にエラーフリーであることを保証しません。また、Binance Japanは、APIキーの正確性、適切性、信頼性、完全性および性能についていかなる保証も行いません。お客様は、自らの判断および責任でAPIキーを利用することに同意します。
お客様は、法律により許容される限り、APIキーが不侵害、満足な品質、目的への適合性、商品性、互換性、安全性および正確性について(明示または黙示の別を問わず)いかなる表明および保証も行われることなく「現状有姿」かつ「提供可能な範囲」でBinance Japanから提供されることを確認し、これに同意します。
10.適用法令
お客様は、APIキーの利用にあたっては、適用法令および本規約の規定に基づき適用されるすべての義務を遵守するものとします。
お客様は、Binance Japanをして、適用法令に基づく義務および規制当局に対する義務に違反させてはなりません。お客様は、APIキーの利用に関連して、Binance Japanが適用法令に基づく義務および規制当局に対する義務をすべて履行するために合理的に必要なあらゆる支援および情報を提供するものとします。
お客様は、イラン、北朝鮮、制裁対象国のいずれからも本プラットフォームへのアクセスを許可してはなりません。
Binance Japanが合理的に要求する場合はいつでも、お客様は、Binance Japanに対し、お客様が本第10条に基づく義務を完全に遵守しており、前回の証明以降も完全に遵守していることを書面により証明するものとし、Binance Japanが合理的に要求する遵守に関する証拠を提供するものとします。
11.変更
【AMT2:本規約は「定型約款」(民法548条の2第1項)に該当すると思われますので、同法548条の4に即して、Terms Of Useと同趣旨の規定に修正させていただいております。】Binance Japanが本規約を変更する場合は、その効力発生時期を定めた上で、本規約を変更する旨および変更後の本規約の内容ならびに効力発生時期をメールまたはBinance Japanのウェブサイトを通じて通知します。
本規約の変更は、Binance Japanのお客様に対する通知に記載された効力発生日に有効となります。お客様が変更を承諾しない場合は、本規約第6条【AMT2:タイポ修正後の条文番号を入れております。】に基づきAPIキーをいつでも取り消し、または無効にすることができます。
12.完全な合意
本規約の条件は、APIキーの利用に関するお客様と取引所との間の完全な合意を構成し、別段の合意がない限り、口頭または書面を問わず、お客様とBinance Japanとの間の従前または同時期のすべての通信および提案に優先します。